日本では、手首の動きをコックで説明することが多いですが、海外ではコックと並びヒンジングと呼ばれる手首の横動作がよく取り上げられます。
ヒンジングとは、蝶番の動きのことで、スイングにおいては、右手首を親指方向に折るコッキングではなく、甲側に曲げる動作になる。
テークバック初期に行ってもいいし、ハーフウェイバック(シャフトが地面と平行になるポジション)のあたりで行うようにしてもいい。
いずれにしても、右手首を甲側に折ることで左腕に自分から見て時計回りの方向に左前腕部がわずかに旋回し、左小指、薬指、中指でグリップがしっかりと締まり、さらに左腕が十分に伸びていく。
ジョンラーム選手やダスティンジョンソン選手は早い段階でこのヒンンジング動作を強烈に入れています。
ヒンジングによって作られたトップスイングでは、右手のひらが上を向いた“出前持ち”スタイルになり、トップが安定します。
すべてのプロ選手達はどこかで必ずヒンジングが発生しています。
その理由は、ハンドファーストでのインパクトを作るためで、ヒンジングはハンドファーストでのインパクトには必須です。
簡単に言えばシャフトを回す動作のことで、両手でグリップしてその状態から右手のひらを甲側に、折るようにシャフトを回します。
すると左手首は手のひら側に折られます。
テニスで言えば、ラケットを後ろに引く動作になります
これがヒンジングと呼ばれる動きで、正しいフェースローテーションにおいても
重要な動きで、シャフトを回転させることで行います。
早い段階で、ヒンジングを行うのがジョンラーム選手やダスティンジョンソン選手ですがそれにはいくつか利点があります。
彼らは強烈なヘッドスピードを出しますが現在のクラブ、特にドライバーはヘッドが大型化していることもありフェースの開閉が多いとどうしてもフェースを閉じるのが間に合わずスライスになりやすいのです。
そこで彼らは最初からフェイスを閉じた状態にして、ヒンジを強烈に入れることで高速スイングでもフェースが開かないようにしています。
それとシャフトクロスを直すのにも、ヒンジングは効果的でヒンジングをするとわかりますが、クラブヘッドが体の前方に出にくくなってよりヘッドが走ります。
インパクト付近で、左手甲を甲側に折るのはミスですから、これと混同しないように。