飛距離を出すには、様々なテクニックがありますが、その一つはやはりロングヒッターに多く共通して見られる、強い捻転を生み出す下半身リードの切返しでしょう。
下半身リードで捻転差を生み出す事が出来ていれば、切り返しでダウンスイングに入った時、ヘッドスピードを、最大限に増やすことができます。
腕がまだトップポジション近くに残っているうちに、下半身主導が開始されておりて、捻転差が生まれるわけですが、
これを真似するのはかなり難しい。
ただ比較的簡単で、かつアマにも非常に参考になる打ち方は、リラックスしたトップポジションを作ることです。
アドレスからトップにかけてしっかりと肩を回しきるが、そのわりにトップでシャフトは、地面と平行までいかずコンパクトに収める。
コンパクトなトップでも、飛ばすプロはたくさんいます、ジョンラームなどはその例です。
捻転差を感じる方法
捻転差をつくろうとすると、かなり難しいですから、切り返しは「下半身から動き出す」という意識を持つことからはじめます。
この下半身から動き出すことを、身につけるには、アイアンを使った連続素振りが効果的です。
素振りでフィニッシュまで振り切ったら、間髪置かずにそのままテークバックに入る。
右打ちと左打ちを繰り返すようなイメージで一定のリズムでクラブを振っていく、特に早く振る必要はありません。
ここでは、普段のアイアンスイングよりもかかとを十分上げ
腰の回転をよくしてあげます。
最初は一定のリズムで振れなかったり、手でクラブを戻すように動いてしまうかもしれないが、だんだんと疲れてクラブが重く感じるようになってくるので、下半身から順番に動かし始めないとクラブを振ることがしんどくなってくる。
腕が疲れて、腰の援助を求めてくる状態です。
コンパクトなトップを意識したら、手を上に置いたまま腰の始動で、クラブを引き下ろすことを体感できます。
捻転差が大きければ大きいほど、より先へ飛ぶということはありませんから、腰から先に始動することにのみ注意をむけます。
でないと、腰を痛めることにもなりかねません。
私たちの普段の動きはどうしても腕の力に頼りがちです。
しかしそれは大変にもったいないことです。
なぜならば、腕よりも大きな力を引き出せる背中が動きに参加していないからです。
下半身始動は、背中の大きな筋肉を動かしてくれます。